みなさん、辺野古プロジェクト担当の関本幸です。
ようやく、キャロライン・ケネディ駐日米国大使が沈黙を破りました!ケネディ大使が翁長雄志沖縄県知事と6月19日に会談を調整していることが報道されたのです。

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 ©Greenpeace / Kayo Sawaguchi

 

「目的が不明確」翁長知事との会談を断ったのは本当?
グリーンピースは、2月から開始した「沖縄・辺野古のジュゴンを守ってください!」署名をとおして、ケネディ大使に、辺野古の新基地建設の中止と、絶滅の危機に瀕しているジュゴンやアオサンゴの大群集に象徴されるような豊かで貴重な生態系の保護を求めてきました。

4月には米国大使館の環境担当者らと面会し、辺野古の海の豊かな生態系を説明し、ジュゴンが沖縄県名護市の東海岸と西海岸を餌場にしていることや、「命の海を守りたい」という沖縄の人々の声を聞いてほしいと伝えました。

とりわけ、辺野古新基地に反対して選ばれた翁長県知事とケネディ大使との会談の可能性については、私たちのミーティングでも重要な質問の一つでした。ところが大使館担当者に「ケネディ大使に代わって回答することはできない」と言われ、普天間飛行場の「解決策」が辺野古以外にあるのか質問したところ、急に面談を打ち切られてしまいました。

4月には、翁長知事との面会要請を「目的が不明確」として断ったと報道されたケネディ大使。ようやく沈黙を破り、翁長知事と東京・虎ノ門の駐日米国大使館で面談することが決まったのです。

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 埋め立てが計画されている辺野古の海 ©Greenpeace / Kayo Sawaguchi

 

強行されるボーリング調査に、世界から4万人以上の抗議の声

今回の大使と知事の面会には、世界中から署名に参加した「4万人の声」のサポートが、一つのきっかけになったことはまちがいありません。署名をしてくださったみなさんのおかげです。本当にありがとうございます!

しかし、辺野古の海では、新基地建設に伴うボーリング調査がすすんでいます。新基地に反対する、沖縄のおじい、おばあ、学生、日本中から集まった人々が灼熱の太陽のもと、海上での抗議行動と米軍キャンプ・シュワブの前で座り込みを続けています。

海上保安庁のゴムボートとカヌーで抗議する市民。奥は米軍キャンプ・シュワブ ©Greenpeace / Kayo Sawaguchi

ケネディ大使はオバマ大統領と直接のパイプを持つだけでなく、海洋哺乳類の保護を公に支持してきました。ジュゴンの棲む辺野古の美しい海を埋め立てないよう、新基地建設の中止をお願いしたい──あなたの声をケネディ大使に伝えるチャンスです。

あと3,000人──知事と大使の会談前にあなたができること
ケネディ大使に、生態系豊かな辺野古の海を守るために積極的な立場を示してもらうには、よりたくさんの声が必要です。
「沖縄・辺野古のジュゴンを守りたい!」署名5万人達成まで、あと3,000人。

© Greenpeace / Kayo Sawaguchi

6月15日の署名終了に向けて、いまあなたの力が必要です。翁長知事とケネディ大使の会談の前に、あなたの声をグリーンピースが大使に届けます。50秒でできます!いますぐ参加してください。