事務局長ブログ

グリーンピース・ジャパン事務局長のブログです。
事務局長としての意見の他、普段の活動報告では伝えきれないグリーンピースの考え方、活動の裏側をご紹介しています。

  • 大阪、滋賀は今こそSPEEDIを使え

    投稿日 - 2012-03-17 12:54

    SPEEDI検証シリーズ(5)


    大阪、滋賀も原発の「地元」

    3月16日、大阪府は、滋賀県が独自に行った放射能拡散予測のシミュレーションのうち、大阪府内への影響を示す部分を公開した。

    「福井原発大事故あれば最悪大阪府下25市町被曝も」(読売新聞 3月17日)

    「放射性ヨウ素が広範囲に拡散、大阪府が予測図公表」(日経新聞 3月17日)

    このシミュレーションは、福井県内の原発で事故があったと想定し、放射能がどのように拡散するかを滋賀県が予測したものだ。 >詳細を読む

    (滋賀県が昨年行っていた独自調査のデータ)...

  • 東日本大震災から1年が経過しました。

    この震災により被災された皆様、また現在も不自由な暮らしを送っていらっしゃる皆様に、改めてお見舞いを申し上げます。

    また、グリーンピースの活動をボランティア、またご寄付という形で支えてくださった皆様に改めてお礼を申し上げます。

    グリーンピースは、震災当日よりオランダにあります本部と連絡を取り、東電福島第一原発事故の緊急対策チームを結成し、放射能被害の低減を最優先に活動してきました。日本政府が、情報公開を怠るなか、国際環境NGOとしていち早く福島県内だけでは... >詳細を読む


  • 「市民感覚とのずれ」

    原発の再稼働をめぐる議論が注目を集めている。

    枝野幸男経済産業相は、再稼働について「エネルギーの需給よりも、今、優先度が高いのは間違いなく、安全の確認だ」と述べた。しかし、原発の「安全確認」が優先されているようには思えない。

    大部分の市民がそう感じているのではないだろうか?それはなぜか?


    「安全」では納得できない

    今、市民が求めているのは「安全」ではなく、「安心」だ。「安心」は、以下の公式で表されると考える。

    安心=安全+非常時への備え+信頼

    いくら「原子炉は安全です」... >詳細を読む

  • これから3月末にかけて、政府閣僚の「再稼働が必要だ」の大合唱がはじまるだろう。


    3月5日、保安院が福井に

    明日、3月5日、原子力安全・保安院の黒木慎一審議官(渉外担当、実用発電用原子炉担当)が福井県議会に来る。

    これは、以前から話にあったことだ。

    県議会の田中議長は2月21日の時点で、2月24日午後に保安院を県議会に呼ぼうと提案していた。この時は、「再稼働の議論は時期尚早」との反対意見が多かったためいったん引っ込めた。

    しかし、県議会の最大会派である自民党県政会が議長に再提案し、議長も「再稼働の議論... >詳細を読む

  • 急きょ開催で非公開、忘れていませんか市民の目?


    (「忘れていませんか市民の目」のサインをもって大飯原発の前でアピールする俳優山本太郎さんら)

    昨夕、福井県議会で各会派の代表者会議が開かれたらしい。

    そこで、来週月曜日の3月5日、経済産業省原子力安全・保安院を県議会に招き説明を受けることを決めたという。

    今日は3月2日の金曜日。

    週末明けの月曜日に開催されるというのは唐突すぎないか。このような姿勢では、原発を巡る議論に、地元住民の不安や不信感が高まるのは当たり前だ。

    今回の保安院の説明... >詳細を読む

86 - 90109の結果。